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Agriculture Diary

キュウリに対して、おそらく同時期に放飼したであろうスワルスキーカブリダニが容易に見つかるほ場と30分探しても見つからないほ場があった。
スワルスキーカブリダニはナスやキュウリの害虫を食べるダニで、生き物だが農薬として登録されている。生き物だろうが天然物だろうが、農作物に対して病害虫や雑草の駆除目的で使って良いのは農薬だけであって、農薬以外のもの=安全性の担保されていないものを防除目的で使用してはいけない。そして、登録通りに放飼したとすると1m^2あたり25〜50頭導入される。
施設のキュウリというのは1m^2にだいたい1本植わっていて、主枝摘心のつる下ろしという栽培方法だと1株から4〜5本のつるが伸びていて、1本のつるには少なくとも14〜15枚、摘葉をやめていれば20枚かそれ以上の葉がついている。そうすると1m^2に50枚とか100枚とかいう葉があって、そこに25〜50頭なので、よく分散しているとして2〜3枚に1頭は見つかって欲しい、という気になる。
これが見つからないとすると、考えられる理由は、

  1. スワルスキーカブリダニを殺してしまう農薬を使ってしまった。
  2. 増殖するために充分な温度が確保できていない。
  3. 増殖するために充分な湿度が確保できていない。
  4. 気が早い。

1から3は割とありがちで、1ヶ月たっても居ないとするといずれかを疑ったほうが良い。
実は4が特にありがちで、スワルスキーカブリダニというのは結構バカにならない値段がするもので、放飼するのも結構時間がかかるものだから、入れて見えないと不安になる。ただとても小さいもので、また別に葉っぱに均等に分散してくれるわけでもないので、最初の数週間どう頑張っても見つからないということは良くある。だから見えなければ(害虫が増えない限り)しばらく待つのが正解だが、もし自分が金払って労力かけて放飼したものだとしたら、やはり気が気でないだろうと思うところ。