1のみからなる数(1, 11, 111, ...)をrepunitと呼び、k桁のrepunitをR(k)と表す。
R()について考える。
R(10), R(100), R(1000)は17で割り切れないが、R(10000)は17で割り切れる。一方、どのようなnをもってきてもR()を19で割り切ることはできない。驚くべきことに、100未満の素数のうちR()の因数となるものは11, 17, 41および73しかない。
100,000未満の素数のうち、R()の因数となりえない数の総和を求めよ。
pを素数とすると、定義からはpで割り切れる(c.f.Problem 129 - もうカツ丼でいいよな)。
またProblem 129で見たように、repunitを延長していくと剰余が循環するという性質から、xを正整数とすればもpで割り切れる。
ここでもし
となるようなx, nが存在するなら、R()はpで割り切れる。
またnより大きな任意の自然数mについてR()もpで割り切れる。
R(k)がpで割り切れるとき、となる(p=3をのぞく。c.f.Problem 132 - もうカツ丼でいいよな)。
そのため、もしR()がpで割り切れるならば、ある値より大きなmの全てについて
が成り立つ。
mの上界を適当に決めよう。
A(p)はp-1を割り切るのだから、最大でもp-1。そして今回pは未満なので、A(p)も未満。
そこで、5桁の数qを何倍かしてにすることを考えよう。
手順としては、qを何倍かして最下位の桁を0にする、さらに何倍かして2桁目を0にする、さらに何倍かして…という感じで進めることを想定する。
この「何倍か」は少し考えると2か5でなければならないことが分かる。
5桁を0にあわせるには最大でも倍すればよい。ただ、そうすると4桁くらい桁が増えるので、それをあわせるのに倍、さらにあふれた分を…
とやっていくとざっくり見積もって倍以内にはに到達できることが分かる。つまりxはより小さく、
またpは10^5以下なので
左辺を適当にでっかくすると
というわけでmの上界は20と見積もれる。
とならないような未満の素数を足し合わせればよい。なお、3が例外であることに注意する(c.f.Problem 132 - もうカツ丼でいいよな)。3がR()の因数となりえないことは問題文中からも分かる。
library(gmp) limit <- 1e5 sieve <- logical(limit) sieve[1] <- TRUE sieve[seq(4, limit, by=2)] <- TRUE for(i in seq(3, sqrt(limit), by=2)){ if(!sieve[i]) sieve[seq(i*2, limit, by=i)] <- TRUE } p.list <- (1:limit)[!sieve] is.divide <- function(x){ powm(10, pow.bigz(10, 20), x) == 1 } tmp <- sapply(p.list, is.divide) sum(p.list[!tmp]) + 3
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