FP2級技能検定を受けた

前回(FP3級技能検定を受けた - もうカツ丼はいいよな)3級を受けて合格していたので2級を受けた。前回に引き続いてFP協会での受験。

今回は大分手を抜いてしまったがやったことの記録を残す。

テキスト

3級のときにこのシリーズのテキストが良かったのでこれを買った。3級に比べると結構分厚い。

勉強

3級が終わったあたりでFP2級ドットコム - 過去問題を徹底解説で軽く過去問をやってみたら6割くらい解けてしまったのでモチベーションが下がってしまい全然勉強しなかった。

テキスト・過去問それぞれ12時間くらいしか勉強した記録がない。やり方としてはテキストをざっと読んで該当箇所の過去問を解くというのを繰り返した。

今になって思うと実技試験の過去問をあまりやっていなかったのが痛かった。FP2級は試験範囲が広く結構細かい内容も出題されるので、テキストには記載が無いが実技の過去問には出てくる要素というのがちょいちょいあった。ちなみにこれは試験前日に気付いた。

当日

前回は展示ホールを使った会場だったのでめちゃくちゃ広かったが、今回は予備校の教室だった。予備校というものに入ったのは初めてかもしれない。

例によって検温と消毒があり、入り口には長い列ができていた。到着から入室まで15分程度は要した。

午前の学科試験は3級と同様に60問で2時間の試験時間だが、3級では30問が2択(○✗)、30問が3択だったのに対し、2級はすべて4択で、選択肢も結構意地悪なものが目立つ。3級のときは30分で終わったが、今回は1時間以上かかった。見直しをしたかったがトイレに行きたくなってしまったので退出した。お手洗いは試験の前に済ませよう。

午後の実技試験は3級と違い筆記問題が混ざってくる。試験時間も3級のときは20問で1時間だったが2級は40問で90分。しかも、問題としては40問となっているが、1問の中に回答箇所が複数(2〜4)箇所ある問題が10問ちょいある。回答箇所は70箇所程度(今回は71箇所)となる。練習しておかないと時間が不足する可能性がある。私は不足したので後半全然余裕がなかった。過去問はちゃんとやろう。

また、実技問題の中には、選択肢から数字などを選ぶ問題がいくらかある。そうした問題には、提示された選択肢そのもの(数値など)を解答用紙に記入する必要があるものと、選択肢に紐付いた数字を記入するものがある。これはうっかりすると解答方法を間違えてしまう危険性があるので、よく練習しておいたほうが良い。解答後に見直せば良いが、時間がタイトなので練習してないと見直しの時間も確保できない。私はこれで4問落とした。過去問はちゃんとやろう。

結果

自己採点の結果、学科試験は43/60 (71.7%) 、実技試験は解答箇所に対する正答数の割合で48/71 (67.6%) だった。

(2022-07-09 追記)

概ね自己採点通りの結果で合格していた。

  • 学科試験 43点 (60点満点、以下内訳)
    1. ライフプランニングと資金計画 6点
    2. リスク管理 6点
    3. 金融資産運用 8点
    4. タックスプランニング 7点
    5. 不動産 7点
    6. 相続・事業継承 9点
  • 実技試験 69点 (100点満点)

(追記終わり)

1級は受験資格を得るまでが結構大変なので受けないと思う。

所感

勉強時間が短い割に点数は取れたが、3級のときにある程度しっかり勉強していたというのが大きい。3級と2級の範囲はそれほど変わらないので、3級の内容を完全に理解できていれば2級の合格は容易だと思う。一方、3級は2択と3択の問題しか無いので、理解が怪しくても合格できてしまう可能性がある。そういう場合には2級の合格のために多くの時間が必要になるかもしれない。

FP試験は勉強すると理解が怪しい人生のイベントの意味がわかりやすくなるので、直接業務とかで使わなくとも役に立つ種類の資格だと思う。社会人なりたてくらいの(なんやこの年末調整というのは…)とか(保険屋めっちゃ勧誘してくるけど何言ってるかわからん…対応めんどい…)とか(投資…人々は始めているが私は何をすれば…)とか思ってるタイミングで取っておけば色々捗ったんだろうなと感じる。